奨学生の声

奨学生の声(T大学)

この度、渡辺育英会奨学生に採用していただきました。
渡辺育英会の皆様、見ず知らずの私に対し、温かい手を差し伸べてくださいましたことに、心から御礼、感謝を申し上げます。
誠にありがとうございました。

はじめに、奨学金の活用予定についてお話させていただきます。
奨学金は主に学費に使わせていただこうと考えております。
具体的には将来携わりたい職種が国際系であるため、言語系資格の参考書の購入や留学費用に充てさせていただく予定です。

次に学校生活についてお話させていただきます。
授業を通して、専攻言語であるフランス語を中心に法学、社会学、経済学、心理学そして日本舞踊など幅広い分野に触れることができ、とても色彩豊かなに勉強できております。
やはり、一番大変なのは初学の専攻言語で、期末試験は机にかじりついて勉強いたしました。
小テストは毎回のようにあり、周りのポテンシャルの高さに圧倒されておりますが、良い刺激を日々もらっています。
また、所属しております合唱サークルでの活動は忙しい毎日において、何にも勝る息抜きになっていると感じます。

最後に、将来の目標についてお話させていただきます。
私は社会的に弱い立場にある人々を支援するような職種に就きたいと高三の進路決定時に漠然と考えておりました。
そして、外務省、あるいはJICAに入り、発展途上国の支援に携わりたいという思いに至りました。
この目標を抱くに至った過程には、現在の大学での生活があります。
私の通う大学は非常に国際色豊かで、留学生も多く、日本語は滅多に聞こえてこない生活です。
必然的に英語で話す機会も多くあり、語学的に鍛えられている実感を日々感じております。
そして、これからの学生生活の中で、語学だけでなく、例えば「これは日本ではタブーだけどこの国では当たり前のことなんだ」などの発見を通じて本当の意味での国際理解を深めてまいりたいと考えております。
生きている限り、必ず関わる自分とは異なる他者を理解したいという気持ちを抱くようになりました。
多様性に身をひたし、まずはそういった目の前の方を理解したい、という気持ちを第一に学問を修めていきたいと考えております。